ムロツヨシ、ランニング中に松崎しげる家族とバッタリ遭遇‥写真撮ってとお願いされる!

ニッスイが、家庭用冷凍食品「大きな大きな焼きおにぎり」のリニューアルに伴い、新テレビCM「カモンあの香り」篇を2023年10月28日(土)より全国で放映する。
新テレビCMでは、松崎しげるが声を担当するキャラクター「やき おにお」と、ムロツヨシが父親役を演じる4人家族が登場し、部屋中に溢れるしょうゆの香ばしい香りを感じながら、「大きな大きな焼きおにぎり」をおいしく食べる内容となっている。

二人は7年前から本CMシリーズに出演し、今回で4回目の共演なのだが、当初より松崎には声や歌のみを担当頂いているため、実は今まで一度も現場で二人が顔を合わすことがなかったのだが、今回松崎にCM現場に来れないかを無理を承知で打診したところ、まさかの快諾。現場で初めて顔を合わせることになった二人に、撮影終了後に揃ってインタビューを実施した。

インタビューでは、実は前回の4年前のCM撮影の後、ムロが街中でランニング中に松崎家族にバッタリ会い、プライベートで一緒に写真を撮ったりしたという衝撃のエピソードが語られ、その時の松崎の様子をムロは「デレデレしていた」などと明かした。

◆「カモンあの香り」篇(15秒)

■CMストーリー
レンジで温め中の大きな大きな焼きおにぎりに向かって、ムロが勢いよく「しょうゆの香り、カモン!」と掛け声をかける。するとそれに呼応するかのようにレンジの中に「やき おにお」(声:松崎)が登場し、ノリノリで「Comin’ now!」とシャウト。
「小腹が空いたら やき おにお 食欲わくわく あの香り♪」の歌と共にレンジからしょうゆの香ばしい香りが拡がっていく。両手を拡げ、全身で香りを感じるムロ。香りにつられて部屋の扉から顔を覗かせる家族。
それを見たムロはニヤリとした顔で「来たな!」と言いながら家族を呼び寄せ、みんな揃ってレンジに向かって再び「カモン!」と掛け声をかける。テーブルに座った家族は、温め終わった大きな大きな焼きおにぎりを手に持ち、香りを楽しんだ後、美味しそうにかぶりつく。

<撮影終了後インタビュー>
Q.CM撮影の感想を教えてください。
ムロ:はい。4年ぶりの新しいバージョンのコマーシャルといいますか、CMを撮らせていただきました。曲もね、テンポが少し変わったりして。
松崎:そうですね。
ムロ:あと雰囲気も、また4年ぶりっていうことで、ちょっと新しい感覚があって、楽しかったですけど、相変わらずおいしいなと。おべっかじゃないですよ。気使ってるわけじゃないですよ。ほんとのことしか言ってませんよ。そんな撮影を楽しく今日やらせていただきました。

Q.今回は曲調がいつもと異なっておりますがCMテーマ曲についての感想を教えてください
松崎:そうだね。今回は逆に言ったら、今までのやつよりもメロディーというよりもシャウトだね。カモンだからね。
ムロ:ああ、シャウト。(笑)シャウトだ。
松崎:やっぱり焼けた感じ。これはね、“真っ黒崎焦げる”としてはね、非常に嬉しいです。
ムロ:“真っ黒崎焦げる”って言っていいんですか?
松崎:そうそうそう。
ムロ:凄いですね。僕らが言ったら、絶対口が裂けても言えないです、逆に。(笑)
松崎:そんなことないでしょ、僕の周りのメンバーは、だいたい「焦げる!」って感じ。
ムロ:(笑)そうですか。
松崎:でも、やっぱりおしょうゆの焦げた感じ、これはもう日本人が大好きですから。
ムロ:はい、そうですね。においも全て。
松崎:いいですよね。
ムロ:いい香りの。はい。

Q.前回に引き続きムロさんと「やき おにお」の声を演じる松崎さんとの共演ということになりますがお互いの印象を教えてください。
ムロ:先ほどもちょっとお話しさせていただいたんですけど、とある川沿いで、私、ランニングしてるときに。
松崎:ね。
ムロ:バッタリお会いしまして、ちょうどニッスイさんの「大きな大きな焼きおにぎり」を撮影した…。
松崎:そう。撮影したあとよ。
ムロ:あとですよね?
松崎:うん。
ムロ:後で、1回擦れ違ったんです。で、お子さま、ご家族といらっしゃって、僕、すれ違ったんですけど、絶対、松崎さんだし、ここはやっぱりごあいさつすべきだなと思って、引き返して「すみません」。
松崎:嬉しかったな、あのときは。
ムロ:いやいや、ほんとにご家族の時間申し訳ないなと思ったんですけど。
松崎:いやいや、もう感動でしたよ。
ムロ:(笑)
松崎:「こんにちは」って言ったときに不審者が来たなと。
ムロ:そうですね。完全にサングラスと帽子とね、マスクして走ってたもんですから。
松崎:うん。でも、やっぱりね、ムロくんって分かってね。
ムロ:ありがとうございます。
松崎:そのときに思わずね、「すみません。写真撮ってください」って。
ムロ:そうそう…。(笑)
松崎:こんな芸能生活55年やってんのがね、「すみません。写真撮ってください」。
ムロ:ご家族も一緒に写真撮らせていただいて。
松崎:でも、今も宝物ですよ。
ムロ:ほんとですか。ありがとうございます。
松崎:ほんとに。だから、今日お会いするっていうのを聞いたときに、言ったときに、もううちの家族が、「ムロさんによろしく言っといてね」。
ムロ:(笑)すみません。ありがとう…。
松崎:「おまえ、知らねえじゃないかよ」とかって言ったんだけど。でもね、大好きなんですよ。
ムロ:ありがとうございます。嬉しかったですね。
松崎:やっぱり画面からはみ出るような面白さっていうのがムロさんですよ。
ムロ:ありがとうございます。いやあ、そんな言っていただいて。
松崎:1回、酒飲んでみたいと思います。
ムロ:ぜひね、そうですね。僕も松崎さんがご家族にいるっていうのは、あんまりイメージというか、想像したことが、見たことがなかったので、ご家族のときの顔のリラックスしたというか、いつもリラックスされてますけど、ちょっとやさしい、いつもよりやさしげな顔が印象に残ってますけど。
松崎:そう。もうなんかね、デレデレです。
ムロ:(笑)そう。そんな感じだ。デレデレなんだ。
松崎:そう、デレデレ。
ムロ:ご家族にデレデレなんだ。そうか、そうか。

Q.お互いに聞いてみたいことはありますか?
ムロ:やっぱり僕は、舞台もやりますんで、やっぱり僕は、声が少しずつは大きくなってやってるんですけど、松崎さんのMAXの声量っていうのは、ずっとやってるわけ…、上がりますかね?
松崎:いや、上がりますよ。
ムロ:ほんとですか。
松崎:うん。僕のね、声量の原点というのは野球ですね。
ムロ:ああ、僕も野球やってました。はい。
松崎:もうほんとにね、小学、中学、高校まで。だから、そういう面では僕らの時代っていうのは、もう声を出さないともの凄く怒られた時代で。
ムロ:僕の時代も怒られましたね。
松崎:初めから終わりまでずっと声を。だから、だいたい1年生の新入生になると、バックネット裏からセンターまで。センターからバックネット裏まで。
ムロ:ああ、聞こえる。
松崎:さあ、行くで、さあ、行くでー。バッチコイ、バッチコイっていう。
ムロ:(笑)メロディー入ってるんですよ、松崎さんがやると。
松崎:ここら辺がね。
ムロ:そうですね。
松崎:原点かもしれない。
ムロ:そうか。僕らの時代、まだエンジョイ・ベースボールなかったんでね。
松崎:スパルタというかね。
ムロ:スパルタというか。そうですね。そうか、そうか。声出せって言われてましたね。
松崎:そうです。水飲むな。うさぎ跳び。今、やっちゃいけないことばっかりです。
ムロ:やっちゃいけないことばっかりでした、ほんとに。うさぎ跳びなんかどこもやってないんですから、もう。
松崎:やってない。
ムロ:ねえ、ほんとに。
松崎:あれがいいと思ってたんですよ。
ムロ:そう、いいと思ってた。うさぎ跳びとタイヤ引きは、いいと思ってましたからね。
松崎:そうなんですよ。
ムロ:よく考えたら、あれ腰痛くなりますもんね。
松崎:次の日のやっぱりお手洗いがきついですね。
ムロ:きついです。ほんとにきつい。ほんとに。そんな洋式もまだそんななかったときですからね。
松崎:思い出語るにはいいですね。
ムロ:(笑)
松崎:ムロくんは今いくつなの?
ムロ:僕、47です。
松崎:47か。うーん、俺がね、73だからね、もう普通はおじいちゃんですけど、ただただやっぱり73の鼻垂れ小僧っていうかね。
ムロ:いいですね。

Q.「カモンあの香り」篇というCMでしたが思い出の香りだったり、自分だけかな?というような好きな香りはありますか?
ムロ:僕はですね、やっぱりこの世界を目指してから、最初のほうにやった、魚市場がバイトなんですけども、生魚のにおいが、魚屋さんもそうですけど、魚市場独特のにおいがあるんですよね。
松崎:あるね。
ムロ:そこは、もうスーパーとは違う生魚、マグロたちのにおいとか、特に夏とか冬でまたにおい違うんですけど、魚たちのにおいがやっぱりあの頃を思い出す。
松崎:いいですね。
ムロ:そう。あのときに戻りたくないけど、あのときがあるからみたいなにおいが、魚市場、魚屋さんのにおいなんですよね。
松崎:だから、においと、それから、やっぱりこの音だね。やっぱりね。
ムロ:そう。音もそうです。発泡スチロールと氷とかの音。
松崎:そうなんですよ。水が張ってるしね。
ムロ:そうです、そうです。
松崎:それから、しゃがれた俺みたいな声の。
ムロ:そうです、お頭。
松崎:はい。
ムロ:競りやってる人の声、声凄いですから。
松崎:あれがね、たまんなくわくわくするっていうか。その場所でね。
ムロ:そうです。あの声、独特ですんで。はい。何言ってるか、最初分かんない。
松崎:そうそうそう。これでね。
ムロ:そうです、そうです…。
松崎:いいですね。
ムロ:香りで思い出しますね。はい。1回、大人になって好きになった人の香水のにおいが、1回、街で同じにおいしたとき、振り返りますもんね。においって思い出すんです、脳が。
松崎:あるね。
ムロ:違うかってね。
松崎:ある。
ムロ:これも使えないですけどね。(笑)
松崎:俺は、特にあるよ。
ムロ:ありますよね? どんなにおいって口で言えないですけど、思い出すんです。
松崎:思い出す。
ムロ:においって、ふわ~って浮かぶんですよね。
松崎:そうなんですよ。
ムロ:あれね。
松崎:もうね、大好きなんですよ。
ムロ:ノスタルジーがね。
松崎:いやあ…。
ムロ:大好きなにおいがあるんですね。
松崎:いっぱいありますよ。
ムロ:(笑)
松崎:ありすぎちゃって困っちゃいます。

Q.『Comin’ now!』という「やき おにお」のシャウトが印象的ですが思わず叫びたくなるくらい感情が高まった経験を教えてください
松崎:野球でいうとね、俺なんかね、大声出したのは、俺も高校野球やってたんだけど、自分の息子も高校野球やってるの。
ムロ:やってらっしゃるんですか、そうですか。
松崎:やってたの。それで、それを見に行ったときに、これがまたね、ホームラン打ったのよ。
ムロ:そうですか。
松崎:そんときにもうなんだろう。自分が今まで出したことないような大声出してましたね。
ムロ:そうですか。それ、球場、一番声、全員聞こえてたんじゃないですか?
松崎:全員そうですよ。
ムロ:凄いですよね。
松崎:野球の球場、始まるときに「それいけ、それいけ」。
ムロ:通るな。
松崎:「しまってけ、しまってけ、しまってけ」「積極的に」とか言って。
ムロ:一番通りますもんね。
松崎:もうダッグアウトからこうやって監督がこうやって俺の顔見たもん。
ムロ:日本でトップクラスに声通る人ですからね。
松崎:いやあ、ほんとに。やっぱりそのときに絶叫したのを覚えてる。
ムロ:ああ、やっぱ…。そうですよね。息子さんがそんないい当たり、スポーンと打ったら。
松崎:そうですよ。
ムロ:行けー、入ったと。
松崎:やっぱりね。

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