被害者は高齢者だけではない!「動画サイトの未納料金がある」新潟妙高市の30代男性が288万円だまし取られる

 動画サイトの未納料金などの名目で現金約288万円をだまし取られたとして、新潟県妙高市の30代男性が10月25日までに、妙高署に被害を届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 妙高署によると、男性の携帯電話に10月8日、電話会社名でメールが届き、電話で連絡すると「動画サイトの未納料金がある」と言われ、ATMから10万円を振り込んだ。

 その後、インターネットセキュリティ対策をするNPO法人などを名乗る男から相次いで電話があり、男性の携帯が身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」による被害が発生し、「サイバー保険に入らないと大変なことになる」と告げられた。男性は犯人側の指示に従い約10回計約288万円を振り込んだ。

 男性の振り込みを不審に思った妙高市の金融機関から10月24日、妙高署に相談があり、被害が発覚した。

 妙高市では、同様の手口で50代女性が約1866万円をだまし取られたとして10月に被害を届け出ている。

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