国東半島峯道ロングトレイル開通10周年、28日に国東市で全国フォーラム【大分県】

全国フォーラムへの来場を呼びかける国東半島峯道トレイルクラブのメンバー=国東市国東町

 【国東】六郷満山文化に触れながら山道を歩く「国東半島峯道(みねみち)ロングトレイル」の開通10周年を記念した全国フォーラムが28日、国東市国東町鶴川のアストくにさきで開かれる。誰でも参加できる。主催者は「多くの人に国東半島やロングトレイルの魅力を感じてほしい」と呼びかけている。

 同半島を代表する観光コンテンツのさらなる可能性を探るため、国東半島峯道トレイルクラブ(林浩昭会長)が企画した。全国各地からロングトレイル関係者らが集まる。

 峯道ロングトレイルは、国東半島で古くから続いていた六郷満山峯入行(みねいりぎょう)の道をベースに、山歩きの醍醐味を味わえる登山道や遊歩道を追加。点在する寺院や史跡を巡る10コース(12~13キロ程度)を開設している。

 フォーラムは午後1時から。山の日アンバサダーの石丸謙二郎さん(大分市出身)が基調講演、NPO法人日本ロングトレイル協会の中村達代表理事が特別講演。「ロングトレイルと地域観光」をテーマに、同協会の節田重節会長らがパネルディスカッションをする。

 トレイルを身近に感じてもらおうと、会場では展示会を開催。峯道ロングトレイルを紹介するパネル、全国のロングトレイルコースのパンフレット、国東市の物産品などを並べる。来場無料。

 29日は豊後高田、国東両市のコースを歩くロングトレイル体験会を実施する。午前7時半~午後3時。参加費は3千円(両市の集合場所からコースまでのバス代、昼食、記念品代込み)。27日までに予約が必要。

 同クラブの清成隆事務局次長(59)は「国東の山や寺の魅力を知る良い機会。山歩きをしない人もぜひ参加してほしい」と話している。

 体験会の予約など問い合わせは市観光協会(0978.72.5168)。

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