金属板下敷き5人死傷疑い 現場責任者ら3人書類送検、大阪

金属板が倒れ作業員らが下敷きになった事故があった大阪府岸和田市の工場=2月

 大阪府岸和田市の工場でクレーン作業中に金属板が倒れ作業員らが下敷きになった事故で、作業員5人を死傷させたとして、岸和田署は26日、業務上過失致死傷の疑いで、現場責任者だった京都府の産業機器メーカー社員2人と、クレーン担当の中国籍の技能実習生を書類送検した。

 事故は2月6日午前、岸和田市臨海町の工場で発生。金属板は縦約2.4メートル、横約9.4メートル、重さ約2トンで、約1.5メートル間隔に並べてクレーンで部品を取り付ける作業の際に板13枚がドミノ倒しになった。作業員らが下敷きになり、三重県名張市の紺野良介さん=当時(58)=が死亡した。

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