マンチェスター・シティのグアルディオラ監督、人工芝でのプレーを強いられ不満を吐露

写真:試合には快勝もピッチには不満……? ©Getty Images

マンチェスター・シティは現地時間10月25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の第3節ヤングボーイズ(スイス)戦に臨んだが、ヤングボーイズの本拠地シュタディオン・ヴァンクドルフに対し、ジョゼップ・グアルディオラ監督が不満を吐露した。イギリス『ザ・ガーディアン』の電子版が伝えている。

シュタディオン・ヴァンクドルフは、CLに出場するヨーロッパの有力クラブのスタジアムとしては珍しい人工芝のスタジアム。天然芝のピッチとはボールの弾み具合など感覚が違う。マンチェスター・シティは通常、CLのアウェーゲームに臨む際には試合前日にもホームでトレーニングを行うが、今回は人工芝のピッチに慣れなければならないため、前日にスイスに移動し試合会場でトレーニングを行った。

グアルディオラ監督は記者会見で次のように語った。

「人工芝よりも天然芝のほうが優れている。なぜなら、トップレベルでプレーするチームの99.9%は天然芝の上でプレーするからだ。そうでなければ、UEFAやFIFAは人工芝のピッチでプレーするという決断を下すだろう。それが常識であり、現実だ。UEFAがここでの試合を許可しているのは、コンディションがいいからだろう」

「普段、我々はアウェーのピッチでトレーニングを行わないが、今回は例外だ。ボールがどのように走るのか、前後左右に動く際の感覚など、選手たちにこのピッチを感じてもらうために、前日の朝に出発する必要があった。このピッチを試さなければならない」

天然芝よりも人工芝のピッチのほうがケガの確率が高くなるという説もあるが、グアルディオラはこれについては「分からない」と話し、そのうえでこう続けた。

「どちらのピッチもケガのしやすさとは無関係であることを願っているが、私には分からない。いずれにしても我々は人工芝のピッチには慣れていない。スイスリーグには適しているかもしれないが、ここに来るチームは適応しなければならない」

なお、試合はマンチェスター・シティがアーリン・ハーランドの2ゴールなどで3-1と快勝している。

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