未来を担う若い世代に県議会を身近に 大田原市の高校生と意見交換

 未来を担う若い世代に県議会を身近に感じてもらおうと議員らが25日、大田原市の高校を訪れ生徒たちと意見を交わしました。

 意見交換会が行われたのは、大田原高校です。県内でも選挙の度に政治離れが叫ばれる中、栃木県誕生150年を迎えたことを機に県民に開かれた県議会を目指すため初めて開かれました。佐藤良議長と関谷暢之副議長をはじめ6人の議員が訪れ1、2年生約400人を前にまず県議会の役割を説明しました。

 生徒たちはこれを受け「議会が開かれていないときはどんな仕事をしているのか」や「少子高齢化で労働力が不足している中、栃木県ではどんなことに取り組んでいる」かなどを質問しました。続いて、「とちぎの未来のためにできること」と「議会や政治への関心を高めるためには」の2つをテーマに意見を交わしました。

 この中で、生徒たちは、「優秀な人材を県内に残すために栃木県にも複数の国公立大学を設置すべき」や「魅力を知ってもらうためにはSNSが有効で共通のハッシュタグを使ってみたらどうか」といった若い世代ならではの視点で提案を発表しました。

 議員は、これらの意見を受け止め活動していくことを約束し、生徒たちにとっては、政治について改めて考える機会になったようでした。

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