創立150周年、地域で祝う 村山・大久保小、山響が記念コンサート

山形交響楽団のスクールコンサート=村山市大久保小

 今年創立150周年を迎えた村山市大久保小(冨樫和浩校長)で25日、山形交響楽団のスクールコンサートが開かれ、児童などが生演奏を満喫した。

 同校に隣接する願善寺の溝辺和彦住職(79)が企画した。同寺には同校の前身となる寺子屋がかつてあり、開設から200年となることに合わせ「子どもたちに何か贈り物を」と考えたという。コンサートで同楽団は「口笛吹きと子犬」、組曲「カルメン」など9曲を披露した。

 途中、曲に合わせて体を動かすメニューも盛り込まれ、全校児童65人が地域住民とともに楽しい時間を過ごした。溝辺住職は「学校が長い間続いてきたのは、皆さんのおじいさんおばあさんやその上の人たちが頑張ってきたおかげだよ」と話していた。

© 株式会社山形新聞社