ワールドシリーズ第1戦はギャレンとイオバルディのマッチアップに

ア・リーグ王者のレンジャーズとナ・リーグ王者のダイヤモンドバックスが対戦する2023年のワールドシリーズは、日本時間10月28日にスタートする。すでに両軍は第1戦の先発投手を発表しており、レンジャーズはネイサン・イオバルディが中4日、ダイヤモンドバックスはザック・ギャレンが中5日で重要な初戦のマウンドへ。ともにワールドシリーズでの先発経験はなく、ワールドシリーズ初先発となる(イオバルディはリリーフで3試合の登板経験あり)。

レンジャーズはアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦でジョーダン・モンゴメリーをリリーフとして起用したため、プレーオフではモンゴメリーに次ぐ先発2番手として起用されていたイオバルディがワールドシリーズ初戦の先発を担うことになった。今季のイオバルディは、レギュラーシーズン25試合で12勝5敗、防御率3.63を記録。レッドソックス時代の2018年にプレーオフで好投してワールドシリーズ制覇に貢献したように、大舞台に強い投手であり、今年のプレーオフでもここまで4試合に先発して4勝0敗、防御率2.42と素晴らしい活躍を見せている。

ダイヤモンドバックスのギャレンはリーグ優勝決定シリーズ第7戦の展開次第では、リリーフで登板する可能性もあったが、結局登板機会は訪れず、中5日でワールドシリーズ初戦のマウンドに立つことに。今季のギャレンは、レギュラーシーズン34試合で17勝9敗、防御率3.47をマーク。エースの重責を果たし、自身初のオールスター・ゲームにも選出された。初出場となったプレーオフでは、ここまで4試合に先発して2勝2敗、防御率5.24とやや精彩を欠いている。

第2戦以降の先発投手はまだ発表されていないが、レンジャーズは第2戦に中4日でモンゴメリーの起用が有力。ダイヤモンドバックスはローテの順番通りにメリル・ケリーを起用することになるだろう。第3戦はレンジャーズがマックス・シャーザー、ダイヤモンドバックスがブランドン・ファートの先発が予想される。

なお、両軍とも今年のプレーオフでは先発4番手を確立しておらず、レンジャーズはアンドリュー・ヒーニーとデーン・ダニングのどちらかを先発に立て、ダイヤモンドバックスはリーグ優勝決定シリーズと同様にブルペンゲームで第4戦に臨むことになるかもしれない。

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