地場食材活用「だし活」の一環 ショウガ収穫体験 食材への理解深める/岡山・津山市

津山東高校食物調理科の2年生35人が25日、岡山県津山市上横野の畑でショウガの収穫を体験した。

同科生徒が取り組む地場食材とだしを活用したレシピ開発「だし活」の一環で、食材への理解を深めるために4月の植え付け、7月の土地寄せ作業の手伝いに続いて参加。

ほ場(約2アール)で協力農家の中井秀男さん(77)=同所=から要領を聞き、うねにフォークを入れてみずみずしい根株が連なる新ショウガを掘り出した。さらに茎をはさみで切り落とし、元々の親ショウガと分けてコンテナに入れていき、収量は計約350キロに。

井上美嶺さんは「予想以上に大きく連なっていて驚いた。今月あった料理コンテストでもショウガの風味を生かした鶏肉のみそ煮込みを出品したが、これからも積極的に活用していきたい」と笑顔。

中井さんは「若い人たちがこうして農作業を手伝いながら食材の元の姿を知り、良さを広めてくれるのはありがたい」と話した。

同体験は10年目、だし活は12年目。

掘り出された新ショウガ

© 津山朝日新聞社