重度障がい者が遠隔で参加ロボット活用しスポーツ交流会

都内でロボットを使ったスポーツ交流会が開かれました。参加したのは、重度の障がいがある人たち。久しぶりの交流に参加者たちの笑顔が溢れました。

先月都内で行われたのは、ロボットを使ったサッカーの試合です。赤と青に分かれた6体のロボットが、黄色のボールを押してゴールを目指します。

そのロボットを操作するのは、遠く離れた障がい者施設の利用者たちです。遠隔ロボットを活用し、それぞれ別々の障がい者施設から、試合会場にあるロボットを操作しています。

東京都が初めて開催したこの取り組みは、外出困難な重度の障がいがある人に、施設にいながらスポーツを体験してもらうために行ったもので、この日は都内の6つの施設から約70人が参加しました。

参加した施設の利用者:「私ね、勝って嬉しかった。すごく嬉しくて、胸がドキドキしました」

サッカーのほか、ロボットで風船を割った数を競うオリジナル競技なども行われ、出場者だけでなく応援にも熱が入るなど、施設内は大いに盛り上がりました。

みんなの家生活支援員 恵美奈穂さん:「なかなか外に出て交流する機会も少ないので、こういう慣れた場所から多くの人とふれあい、スポーツで楽しむことを体験されて、すごく皆さん楽しまれていた」

東京都は今後も、障がいがある人でもスポーツに触れることができる取り組みを続けていくということです。

© TOKYO MX