近畿の清酒、52点が優秀賞 大阪国税局で表彰式

「清酒鑑評会」の表彰式で、表彰状を受け取る東山酒造の矢追誠司杜氏=26日午前、大阪市

 近畿2府4県で造られた清酒の出来栄えを審査する「清酒鑑評会」の表彰式が26日、大阪市中央区の大阪国税局で開かれた。「吟醸酒」と「かん酒用清酒」の2部門で75業者の清酒151点が出品され、52点が「優秀賞」に輝いた。

 「かん酒用清酒」部門で受賞した東山酒造(京都府)の矢追誠司杜氏は「夏の高温で米が溶けにくく、味が出にくい難しさもあったが、工夫して造ってきた。蔵人一同、受賞を待っていたのでうれしい」と話した。

 9月に国税局の鑑定官らが3日かけて味わいや香りを吟味。5段階で総合評価した。鑑評会は製造技術や品質の向上を目的として、酒税を担当する国税局が1980年から毎年実施している。

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