BSテレ東では11月2日から4週連続で、本好きのための情報番組「あの本、読みました？」（木曜午後10：00）を放送する。MCは大の本好きで自らもエッセー本を出版している鈴木保奈美が務め、アシスタントで山崎怜奈も出演。手に取りたくなる1冊を紹介する。
「あの本、読みました？」は、毎週のように書店に通う人から、忙しくてしばらく本が読めていない人まで、“新たな1冊”を手に取りたくなる本好きのための情報番組。鈴木が、さまざまな企画を通して本の魅力に迫っていく。
「書店1カ月張り込み売上ランキング」では、小説やビジネス書、絵本など、ジャンルごとに売上ランキングを作成して発表。また、1989年をフィーチャーする「昔どんな本が売れていたの？懐本ベストセラー」では、昭和天皇崩御、バブル絶頂期など激動の時代として有名なこの年の売り上げトップ10の中に、吉本ばなな氏の作品が5冊ランクインしている、その理由を探る。
ある文学賞の歴代受賞作を並べ、時代背景や受賞作の傾向などを探る「歴代受賞作全部並べてみました」でまず取り上げるのは、「このミステリーがすごい！」大賞。選考委員をゲストに招き、選考の舞台裏が明かされる。さらに、「鈴木保奈美さんを行きつけの本屋さんに放ってみた…」では、書店には何時間でもいられるという鈴木が行きつけの「丸善」丸の内本店で自由に本をチョイス。どのジャンルからチェックしていくのか、思い入れがある作家は誰なのかなど、書店でフリーに動く彼女の様子を伝えながら、鈴木のおすすめの1冊やその本に関する思い出話を聞いていく。“俳優・鈴木保奈美”の意外な一面が垣間見える番組になりそうだ。
そして、対談企画では、鈴木が吉本ばなな氏の長年のファンであり、プライベートでも交流があるということで、どのように“ばなな作品”が生まれるのかをひもといていく。誕生の秘密から、今後の作品の方向性に迫る。また、若者に広く支持される人気作家・島本理生氏との対談も実現。鈴木が“島本作品”を読み、恋愛に揺れる女性を繊細に、時に大胆に描く作家の素顔を深掘りする。
収録を終えた鈴木は「本当に楽しいことばかりの収録でした」と笑顔。「本が大好きな私たち2人が、本気で面白がりながらいろいろな方からお話を伺ったり、実際に読んだ本の感想をおしゃべりしたり。本音のトークを楽しんでいただければと思います」とアピールしている。
番組を手掛けた林祐輔プロデューサーは「大型書店で、鈴木保奈美さんとロケをしました。保奈美さんは無類の本好き、まるでテーマパークに来た子どものような表情をしていました。映画やドラマで見る卓越したあの演技は、数々の本から蓄積された知性がベースになっている、そう感じました」とロケを振り返る。加えて「そんな保奈美さんおすすめの本も紹介します。あなたの明日が変わるような、もしかしたら人生が変わるような1冊に出合えるかもしれない番組です。ぜひご覧ください」と呼び掛けている。
