電動ボードの取り締まり推進 悪質違反に、警察庁長官が表明

電動キックボード

 警察庁の露木康浩長官は26日の定例記者会見で、増加傾向にある電動キックボードが関係する事故への対応を問われ「ルールの啓発、交通安全教育、悪質危険な違反の取り締まりを引き続き推進していく」と述べた。

 警察庁によると、電動キックボードが関係する人身事故は2022年に41件発生し、1人が死亡、41人がけが。今年は8月末までに48件で50人が負傷しており、既に前年を上回っている。普及が進んでいるためとみられる。

 今年7月からは、最高時速20キロ以下などの要件を満たす電動キックボードを「特定小型原動機付き自転車」と分類し、自転車とほぼ同様の交通ルールを適用する新制度が始まった。

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