帰宅困難者の一時滞在施設に 船橋市が地元ホテルと協定締結 千葉

帰宅困難者の一時滞在施設に 船橋市が地元ホテルと協定締結 千葉

 千葉県船橋市は10月26日、大規模災害時に帰宅困難者を一時的に受け入れる施設として、乗降客の多い船橋駅近くのホテルと協定を結びました。

 26日、船橋市役所で協定の締結式が行われ、船橋市の松戸徹市長とホテルフローラ船橋の猪又啓一朗総支配人が協定書を取り交わしました。

 協定では、大規模災害で交通機関がストップした場合、ホテルフローラ船橋が帰宅困難者の一時滞在施設として水やトイレなどの提供に協力することが定められています。

 船橋市によりますと、2011年の東日本大震災のときは、市内では船橋駅や西船橋駅周辺などで最大5400人余りの帰宅困難者が発生したということです。

 市はこれまでに市内の大学や金融機関などと同様の協定を締結し、今回で8施設目となります。

 船橋市の松戸徹市長は、「民間のご協力が、船橋の防災力を高めるための大きな力になる」と感謝を述べました。

ホテルフローラ船橋 猪又啓一朗 総支配人
「災害時にも大きな施設となるので、拠点としても地元にお役に立てればという思いで協定を結んだ。トイレや休憩場所として大きな宴会場もあるので、そういった場所も活用しながらご案内できる」

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