3人死傷の発砲事件があった射撃場で訓練再開へ 自衛隊が市長に再開の意向示す 時期は未定

陸上自衛隊は10月26日、ことし6月に訓練中だった当時自衛官候補生だった男が自動小銃を発砲し、隊員3人が死傷する事件が起きた岐阜市内の射撃場での訓練を再開することを明らかにしました。

岐阜市にある陸上自衛隊日野基本射撃場ではことし6月、当時自衛官候補生だった18歳の男が射撃訓練中に男性隊員3人に発砲し、2人が死亡、1人が大けがをする事件が起きました。

この事件以降、射撃場での射撃訓練は行われていませんでしたが、陸上自衛隊によりますと25日午後、名古屋市にある守山駐屯地の兵庫剛司令が、岐阜市の柴橋正直市長と岐阜市役所で面会し、訓練再開の旨を伝えたということです。

10月28日には、陸上自衛隊が地元の自治会関係者に訓練再開について説明をする予定だということです。

再開の時期は未定で、陸上自衛隊は安全対策を徹底し、近隣住民の理解を得た上で再開したいとしています。

一方、岐阜市の柴橋市長は26日の記者会見で、訓練再開について「今の段階で何かを発することは控えたい」とコメントしています。

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