新たな費用補助も 船橋市 がん患者支援を強化

新たな費用補助も 船橋市 がん患者支援を強化

 千葉県船橋市は、がん患者への支援を強化します。
 これまでも治療に伴う補整具の購入費用を補助してきましたが、新たに40歳未満の末期がん患者に対し、在宅療養でかかる費用の一部を補助します。

 船橋市は2023年度から、がんの治療のため、乳房を切除したり、髪の毛が抜け落ちたりしたがん患者に対し、外見の変化に対応する補整具を購入した場合、ウィッグは最大3万円、胸部補整具は最大2万円を補助しています。

 申請は、2023年9月末時点でウィッグが59件、胸部補整具は15件に上るということです。

 そして、2023年11月からは、40歳未満の末期がん患者への支援も強化します。

 40歳未満は、介護保険制度が利用できないため、自宅での療養生活で経済的な負担となる訪問介護や訪問入浴介護、福祉用具の貸与などにかかる費用を1か月あたり5万4000円を上限に補助します。

 市は、「在宅療養生活の質の向上」が目的とし、今後もがん患者やその周囲の人に寄り添う取り組みを推進するとしています。

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