冬季五輪・パラリンピック招致を目指す札幌市の秋元克広市長は26日の定例記者会見で、JOCの山下泰裕会長と同日オンラインで会談し「34年大会は米ソルトレークシティーの準備が進み、札幌市の状況は厳しい」と報告を受けたと明らかにした。
秋元氏によると、今月中旬に開かれたIOCの理事会と総会について報告を受けた。山下氏からは11月末から予定されているIOC理事会で30年、34年大会の開催地が同時に絞り込まれる可能性がかなり高いと説明があった。
秋元氏も「34年招致は非常に厳しい状況にある」と述べ、38年以降の大会招致をするかどうかを地元関係者らと協議していく考えを示した。