ノルウェー代表FWアーリン・ハーランドが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では昨季以来、5試合ぶりとなるゴールを挙げた。ジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後に「みんな彼が失敗することを望んでいる」と発言した。イギリス『BBC』が報じている。
マンチェスター・シティはマヌエル・アカンジのゴールで48分に先制するも、直後の52分にはヤングボーイズのコンゴ代表FWメシャック・エリアが絶妙なループシュートを決めた。1-1に追いつかれると、ハーランドはスパイクの紐を締め直した。
そして67分、スペイン代表MFロドリがボックス内で倒されPKを獲得すると、ハーランドはこのPKをしっかりと決めた。CLでは昨シーズンの準々決勝2ndレグのバイエルン戦以来となるゴールだった。その後の86分、今度はボックスの外からこの日2点目となるゴールを決めた。
グアルディオラ監督は試合後の会見で、ハーランドについてこう語った。
「チャンスを得ることは重要だ。みんな彼が失敗することを望んでいる。チャンスがあれば、彼は信じられないほどの脅威になる。申し訳ないが、彼はサッカーをプレーする最後の日まで得点を決め続けるだろう」
チームメートのU-21イングランド代表DFリコ・ルイスは、ハーランドについて「彼は他のストライカーと同じく、昨シーズンの功績があるからこそ注目されている」と述べ、「彼が昨シーズンに成し遂げたことが彼への信頼につながっている」と付け加えた。
ハーランドは23歳96日という年齢にして、CLに33試合出場し37ゴールを挙げている。この年齢は、キリアン・エムバペが持っていた記録を199日更新し、CLで37ゴールを決めた最年少記録となった。
グアルディオラ監督率いるシティは、CLで直近16試合で10勝6分けと無敗を誇っている。シティの主砲が再び火を噴いたことで、この記録が伸びる可能性は高まったことだろう。