岡田将生 仲野太賀(山岸)は当初第2話で亡くなる予定だった…『ゆとりですが…』裏話を明かす

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』のハロウィンナイトイベントが10月25日に都内で行われ、俳優の岡田将生、脚本家の宮藤官九郎、監督の水田伸生がハロウィンにちなんで劇中衣装の仮装姿で登壇。ハロウィンシーンの撮影エピソードや“ゆとりファミリー”への思いを語った。

『ゆとりですがなにか』は2016年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマで、世間から“ゆとり世代”とくくられた3人組が繰り広げる、笑いあり涙ありの痛快社会派コメディー作品。

※この記事はネタバレを含みます

この日はハロウィンにちなんで、登壇者も観客も仮装し会場はハロウィン一色に。岡田は、自身が演じた主人公・坂間正和の酒屋の衣装、宮藤は松坂桃李演じる山路一豊、そして水田監督は柳楽優弥演じる道上まりぶに扮(ふん)して登場。会場からは大きな拍手が起こった。

■“ハロウィンシーン”の撮影エピソード

『ハロウィンナイトイベント』にちなんで、劇中の渋谷でのハロウィンシーンの大規模な撮影について振り返った。

岡田は「エキストラの方々がたくさん来てくれて、本当に協力的で」と感謝を述べ、「僕血まみれじゃないですか。エキストラの方々は何で僕が血まみれかわかってないんですよ」と血まみれ姿の理由は伝わっていなかったと告白。

さらに岡田は「(エキストラの方が)すごい不思議そうな顔で僕を見ていて、どういう設定なんだろって人たちとDJポリスとのやり取りでなんとなく分かった人たちがいる」と撮影エピソードを明かした。

水田監督は「たくさんのエキストラの方に来ていただいて。でも撮影はスムーズでした。それぞれのテイクは1つずつで“OK OK”って終わりました」と話し、観客に向かって「ひょっとしてエキストラで来ていただいた方いますか?」と質問。

すると数人が手を挙げ、思わず岡田から「お!すごっ、大きい声出しちゃった」と驚きの声が。岡田、宮藤、水田監督は「ありがとうございます」と感謝を伝えた。

■岡田「松坂桃李と柳楽優弥のおかげで『ゆとり』が成り立っている」

岡田は「今日は松坂桃李さんと柳楽優弥さんはいないんですけど、2人に会いたかった方々もいると思うので」とファンへの気遣いを見せ、「今日ゆとりの舞台挨拶で宮藤さんと水田監督がみんなの衣装着てたよって写真撮って送ります(笑)」と笑いを誘った。

さらに岡田は、この日出席していなかった松坂桃李と柳楽優弥に対して「(松坂と柳楽の)2人のおかげで『ゆとり』が成り立っているので、まだまだこの映画が盛り上がって欲しいなと思っています。ぜひお力添えをお願いします」とメッセージを送りイベントを締めくくった。

■仲野太賀演じる山岸ひろむは当初は2話で亡くなっていた!?

イベント前に裏で宮藤に質問していたと話す岡田は「宮藤さんがドラマの2話まで脚本を書いている時、山岸は死んじゃう設定だったらしい」とまさかの事実を告白。水田監督も知らなかった様子で思わず「えー!」と驚きの声が。

宮藤は「山岸は、本当は2話くらいまでで終わる話しか考えていなかった。でもこれじゃ連続ドラマにならないなと思って(笑)」と脚本の展開を変えた裏話を語った。

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』
全国東宝系にて上映中
出演:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、吉岡里帆、島崎遥香、髙橋洋、青木さやか、中田喜子、吉田鋼太郎、木南晴夏、吉原光夫、上白石萌歌、加藤清史郎ほか
脚本:宮藤官九郎
監督:水田伸生

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