障害者がモデル ファッション披露 岡山で11月ショー、運営費CF

本番に向け、リハーサルに臨む出演者たち=22日、倉敷市

 障害のある人たちがモデルを務めるファッションショー「パラ×コレ」の実行委員会が11月4日午後1時から、岡山市北区下石井のイオンモール岡山5階おかやま未来ホールでショーを開く。6回目の今回は内容を拡充する予定で、運営費の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 パラ×コレは視覚などに障害がある長男(35)と暮らす長谷川真実さん(62)=同市中区=が中心となり企画。「おしゃれを楽しんでもらい、晴れ晴れとした気分を味わってほしい」との思いで2016年から毎年開いている。

 今回は10~70代の23人が自分たちで選んだり、アレンジしたりした衣装でランウエーに登場。会場には障害者に理解を深めてもらおうと、目隠しをして点字ブロックの上を歩くブースや視覚障害者が行う「ブラインドサッカー」を見学するコーナーも用意する。

 22日は倉敷市内で出演者がリハーサルに臨み、衣装を着込んで立ち位置やポーズを確認した。

 CFの目標額30万円は既に達しているが、現在は45万円を目指し11月2日まで募っている。ショーの衣装代や会場使用料などに充てるとし、長谷川さんは「障害者も楽しく暮らしていることを知ってもらうためさらなる協力を」と呼びかける。

 CFは山陽新聞社や中国銀行が運営する「晴れ!フレ!岡山」のサービスを利用。返礼品にショーの出演者が記すサンクスレターや福祉作業所で手作りしたクッキーを用意した。詳細は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/parakore2525)。

© 株式会社山陽新聞社