森田(富山商高出)巨人2位、大谷(サンダーバーズ)ロッテ2位 プロ野球ドラフト会議

(左)巨人から2位指名を受け、活躍を誓う森田投手=三重県鈴鹿市、(右)ロッテから2位指名を受け、笑顔で会見する大谷投手=高岡商工ビル

澤柳(ロキテクノ富山)ソフトバンク5位、青野(氷見高)楽天8位

 プロ野球ドラフト会議は26日、都内のホテルで行われ、県関係者7人が指名を受けた。最速154キロの切れのある直球が持ち味の社会人・Honda鈴鹿の森田駿哉投手(26)=富山市出身、富山商高出=は巨人が2位指名。日本海リーグ・富山GRNサンダーバーズで最速159キロを誇る大谷輝龍(ひかる)投手(23)がロッテから2位指名を受けた。

 指名を受け、森田投手は「開幕ローテーション入りに向けてアピールする」、大谷投手は「2順目は思ったより相当上でびっくりした」とそれぞれ語った。

 ほかにも、150キロ超えの直球を武器とする社会人・ロキテクノ富山の澤柳亮太郎投手(23)をソフトバンクが5位指名。今春の選抜高校野球大会に21世紀枠で出場した氷見高の青野拓海内野手(18)は楽天から8位指名を受けた。

育成ドラフトで県勢3人指名

 育成ドラフトでは、東京国際大の最速149キロ左腕、三浦克也投手(22)=富山市出身、高岡向陵高出=が巨人から1位指名を受けた。サンダーバーズに所属する松原快投手(24)=黒部市出身、高朋高出=が阪神育成1位、高野光海(こうのひかる)外野手(19)がロッテ育成3位となった。

 県出身者が4人指名されるのは、2009年のドラフト以来となる。

◆もりた・しゅんや◆ 富山市南部中時代は富山ボーイズに所属。富山商高3年時に夏の甲子園で16強入りし、高校日本代表に選ばれた。法政大出。186センチ、86キロ。左投げ左打ち。

◆おおたに・ひかる◆ 石川県小松市出身。小松大谷高で投手に転向。JFE東日本、伏木海陸運送を経て今年から富山GRNサンダーバーズ。180センチ、82キロ。右投げ右打ち。

◆さわやなぎ・りょうたろう◆ 東京都出身。明治学院大を卒業後、2022年にロキテクノ富山に入団。昨年の都市対抗野球大会で登板した。179センチ、88キロ。右投げ右打ち。

◆あおの・たくみ◆ 氷見市窪小、西條中出身。エースとして氷見高を昨秋の県大会優勝に導き、今春の選抜大会で30年ぶりに甲子園に出場した。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。

プロ野球・ドラフト会議で巨人から2位指名を受けた森田(左)とロッテ2位の大谷
ロキテクノ富山の澤柳亮太郎投手
今春の選抜高校野球大会で力投する青野。楽天から8位指名を受けた=3月、甲子園

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