【WS Preview AL】12年ぶり3度目のリーグ優勝! キーマンは日本にも縁のあるあの選手!

日本時間10月28日から始まる頂上決戦、ア・リーグを制してワールドシリーズへと駒を進めたのはレンジャーズ。12年ぶり3度目のリーグ優勝を果たし、球団悲願の初制覇を狙う。そんなチームにおけるキーマンは、記録的な活躍でチームを牽引するキューバ出身の絶好調男だ。

シーズン最終戦でアストロズに逆転優勝を許したレンジャーズは、その雪辱を果たすべくワイルドカード・シリーズ(WCS)から地区シリーズ(DS)まで負けなしの5連勝でリーグ優勝決定シリーズ(LCS)まで駒を進めた。LCSでは宿敵アストロズを4勝3敗の接戦で撃破し、2011年以来3度目のワールドシリーズ(WS)進出を果たし、初のワールドチャンピオンを目指す。

キーマンはLCSで6試合連続打点と、打点が公式記録となった1920年以降で最長の記録をマークし、ポストシーズン史上3人目となる2試合連続4打点以上、3試合連続3打点以上を記録し、シリーズMVPに輝いた主砲のアドリス・ガルシアだ。

キューバ出身のガルシアは、2016年に巨人に派遣されて4試合に出場、選手名はホセ・アドリス・ガルシアとしてプレーした。2023年シーズンはエンゼルスの大谷翔平(44本)に次ぐリーグ2位の39本塁打を放ち、打点もリーグ2位(107)と自己最多をマークしている。PS(ポストシーズン)でも好調を維持し、ワールドシリーズまでに20打点を挙げたのはPS史上初。PSの最多打点記録は2011年にデービッド・フリース(カージナルス)が記録した21打点なので、記録更新は秒読みだ。

ほかにも、9月にメジャーデビューしたばかりにもかかわらず、WCSからDSの3試合で史上初の3試合連続3出塁をマークしたエバン・カーターと、PSで3本塁打、10得点の活躍を見せているジョシュ・ヤングのルーキーコンビも躍動している。

投手陣では、PSで4勝負けなしのエース、ネイサン・イオバルディが第1戦に先発する予定になっている。サイ・ヤング賞を3度受賞し、PSでも通算29試合に登板しているマックス・シャーザーも故障からの復帰後は調子を上げている。

12年前の2011年にワールドシリーズに進出した際は、優勝まであと1球という状況に2度も迫りながら、世界一を逃す悪夢を味わったレンジャーズ。「3度目の正直」で球団史上初のワールドチャンピオンに輝くのか。悲願に向けて、準備は整った。

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