全国高校サッカー選手権 広島県大会注目校 #4 広島工業大学高校

全国高校サッカー選手権広島県大会決勝トーナメント出場校から、広島工業大学高校を紹介します。

5年連続で決勝トーナメント進出を決めた広島工業大学高校。

持ち味の素早いカウンターが光り、県2部リーグでは破竹の15連勝で首位。

選手権県大会初制覇を目指し、83人が汗を流します。

■橋本翔人主将

「チーム全員のことを把握しながら、できていないことなどを指摘し、チームをまとめるように意識しています。」

■有田優理香アナウンサーリポート

「工大高の中心3年生。中にはケガでプレー出来なくてもチームを支える決断をした選手がいます。」

3年生の大路玄智選手と小川凌矢選手です。

大きなケガで高校ではもうプレーできませんが、マネージャーを買って出ました。

■大路玄智選手

「部活をやめようと思ったが、副キャプテンとしてチームをまとめないといけないと思ったから残った。」

■小川凌矢選手

「このチームで支えられることがあると思って、選手権に向けて3年生一丸となって戦いたいと思ったから残った。」

3年間、苦楽をともにした仲間と一緒に戦いたい…

橋本キャプテンをはじめとする3年生は、大会登録選手30人に2人を入れてほしいと監督に直訴しました。

■高木一宏監督

「彼らが1年生の時からこの学年の中心だった。チームを支えてくれたので、彼ら2人なら、他の部員には申し訳ないと思ったが、彼らの3年間を考えるとチームに必要な2人だと思ったので30人に入れた。」

イレブンは試合前、2人のユニフォームを掲げ、心をひとつにして戦います。

■有田優理香アナウンサー

「チームメートがユニフォームを掲げることをどう感じる?」

■大路玄智選手

「ケガしてプレーできないが、チームとして認めてくれていると感じる。」

■小川凌矢選手

「やっているのは11人だが、心は大路と僕含めて13人で戦っている。その思いも含めて頑張ってほしい。」

3年間の集大成の大舞台…。チームを支える仲間とともに、全力で目指すは頂点です。

【2023年10月26日放送】

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