畑岡奈紗は14ラウンドぶり60台「あと3つくらい伸ばせたかな」

60台で回るのは14ラウンドぶり(撮影/谷口愛純)

◇米国女子◇メイバンク選手権 初日(26日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596yd(パー72)

6番で5mを残したパーパットが、カップ手前でピタリと止まった。「あとひと転がりが伸びてくれない」。畑岡奈紗からため息が漏れたが、ボールに向かって歩き出す直前、時間差でカップに落ちたのを見て笑顔がこぼれた。

「ショットは思ったよりもチャンスにつけられたけど、パッティングはいまひとつでした」と、今週は癖の強いバミューダ芝が厄介。芝目によっては傾斜以上にボールが止まり、「順目、逆目のジャッジがおかしかったかなと思います」と苦戦しながら、要所要所でチャンスをつかんで4バーディ、1ボギー「69」の3アンダーで初日を終えた。

畑岡奈紗は第1組でティオフした(撮影/谷口愛純)

最初のバーディを奪った4番(パー3)は2m、9番は5mほどのミドルパットを決めてバーディ。「ちょっと取りこぼしていたところが多かったので、あと3つくらいは伸ばせたかなと思う」と悔しさも残ったが、60台で回るのは9月「クローガー・クイーンシティ選手権」第2ラウンド以来、14ラウンドぶり。「久々の60台、まずまずかな」と振り返った。

雷雲接近による4時間近い中断前にホールアウトし、3アンダーは首位と6打差の22位。天候への不安が続くが「しっかり休んで、頭をフレッシュな状態にしてあと3日間頑張りたい」と切り替えた。(マレーシア・クアラルンプール/谷口愛純)

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