犬が飼い主から目を離さない理由は? その心理に「アイコンタクト意識しよう」「注意して観察しなきゃ」

飼い主のことが大好きだから

犬が飼い主から目を離さないのは、「ご主人のことが大好きだなぁ♡」と思っているからです。

あなたのことを愛犬がぼんやり目で追っているのは、愛情表現だと言っても過言ではありません。大好きな人のことを目で追ってしまう気持ちは、人間も犬も同じなのでしょう。

愛情表現で飼い主を見つめている時の犬は、穏やかで優しく可愛らしい表情をしているはずです。

愛犬から熱い視線を感じたらアイコンタクトを返してあげると、犬は飼い主からの愛情を感じて喜んで安心するはずですよ。ぜひやってみてくださいね。

置いていかれないか不安だから

ひとりでいるのが苦手な犬や留守番が嫌いな犬は、不安感から飼い主を見張っていることがあります。「目を離しているうちに飼い主がいなくなり、置いていかれるのではないか」という不安でいっぱいなのです。

不安感で飼い主を見ている犬の表情は見るからにションボリしていて、飼い主が別の部屋に行くと、ついていってまで見張ろうとするでしょう。

このように、飼い主と離れることに極度の不安を感じる犬は「分離不安」という状態にあります。分離不安は悪化するとストレスから体調を崩したり、問題行動を起こすことも珍しくありません。

愛犬を分離不安にさせないためには、「ご主人はいなくなっても絶対に戻ってきてくれる」と信頼してもらうことが大切です。

まずは短い時間から、ひとりになっても愛犬が落ち着いていられるように練習をしてみましょう。

要求があるから

「ご飯が欲しい」や「散歩に行きたい」など何か要求がある時にも、犬は飼い主から目を離さずジッと見つめることがあります。

「吠えたり飛びついたりして積極的に伝えるほどではないけど、飼い主にして欲しいことがある」という時にこの行動をする犬は多いです。

おねだりのために上目遣いでジッと見つめてくる愛犬はとても可愛らしいですが、要求に応えてばかりいると犬がワガママになる恐れがあります。犬の要求には毎回従うのではなく、時には無視をするなどして適度に受け流すことも大切です。

飼い主の行動が気になるから

犬が飼い主から目を離さないのは、単純に「飼い主の行動が気になるから」というケースも多いです。

飼い主が少しでも動くと、「ご飯を貰えるのかな?」「今日もお留守番しないとダメなのかな?」などと気になって仕方がないのでしょう。

ご飯や散歩にいつでも反応できるように、ジッと飼い主から目を離さないでいるのかと思うと何とも微笑ましいですね。

まとめ

ご紹介したように、犬が飼い主から目を離さないのにはさまざまな理由があります。

愛犬からの視線を感じたら、なぜこちらをジッと見ているか理由を考えてみましょう。何を思っているのか察するためには、日頃から愛犬の行動をよく観察しておくことが大切です。

もし愛犬が愛情を伝えてきていたり、置いて行かれないか不安になっている時は優しく声をかけてアイコンタクトを取り、安心させてあげてくださいね。

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