「大きくならない」と言われている猫種4選 それぞれの特徴や飼い方のポイント

1.シンガプーラ

シンガプーラは、猫種として公認されている品種の中で、最も体が小さいといわれています。

体重は成猫で3〜4kgほどで、大きめな瞳と耳、淡い毛色がチャームポイントで、日本でも少しずつ知名度や人気が高まってきている猫種です。

性格は、好奇心旺盛の場合が多く、小さい体を活かして冷蔵庫やソファーなどのスキマに潜り込むこともよくあります。

名前から分かる通り、原産国はシンガポールです。シンガポールでは国の象徴として扱われることも多く観光PRマスコットとして採用されたりもします。温かい気候のシンガポール出身であるため、寒さは苦手なので、飼育するときは室温に気を配ってあげましょう。

2.マンチカン

日本でも人気が高い猫種であるマンチカンも、比較的小さめな品種です。

マンチカンの特徴と言えば、なんといっても可愛らしく小さい短足ですよね。特徴的な短い足は可愛さ満点で、国内での人気・飼育数はトップクラスです。また、マンチカンは好奇心旺盛で人懐っこい個体が多いため、飼育しやすい点も人気な理由です。

ただ、マンチカンは必ずしも短足だけの品種ではなく、足が長めな個体も存在します。むしろ、足が長めな個体の方が出生率は高めです。また、短足マンチカンは飼育するにあたり配慮してあげるべき病気の種類も多めです。マンチカンをお迎えするときは、事前にこの猫種特有の特徴や病気についてしっかり勉強しておくことをおすすめします。

3.ミヌエット

ミヌエットはマンチカンとペルシャ猫の交配によって誕生した猫種です。マンチカンの可愛い短足、ペルシャ猫のゴージャスな長毛を引き継いでいます。日本でも人気が高い品種で、飼育数は多めです。

短足マンチカンの交配種ということもあり、体重は小さめです。大きめなオスでも4kg前後です。

体は小さいですが性格は活発的で、アクティブに行動します。一緒に楽しく遊んでくれる猫種でもあります。

しかし、ペルシャ同様肥大型心筋症など遺伝的に発症しやすい病気があるため、事前に勉強しておくことを推奨します。余談ですが、ミヌエットは以前までは「ナポレオン」という品種名で呼ばれていました。

4.キンカロー

キンカローも、短足マンチカンの交配種です。マンチカンとアメリカンカールとの間に誕生しました。そのため、マンチカンの短足に加え、アメリカンカール特有の後ろにカールした耳を有しています。

体重としては、大きなオスとなれば5kgと平均的な重さまで成長します。ただ、マンチカンから引き継いだ短足であるため、体重が増えてもそこまで体格は大きく感じにくいです。

日本ではまだ知名度が低めな猫種であるキンカローは、「マンチカール」という別名で呼ばれることもあります。アメリカンカール同じく、反った耳の掃除は定期的に行うことが大切です。加えて、関節疾患も引き起こしやすいため定期的な健康診断を心掛けましょう。

まとめ

今回紹介した猫種以外にも、体が小さめな品種は多数存在しています。

小型猫は小さく可愛らしい分、室内でもちょっとした家具のスキマに潜り込んでしまうことがあります。状況によっては抜け出せなくなる可能性もあるため飼い主さんが気を配ってあげましょう。

また、アクティブな性格の品種も多いため、うっかり事故を起こさないよう生活環境には配慮することも大切です。

今回の記事を参考に小型猫と楽しく暮らしてみてください。

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