生徒や教員の氏名やメールアドレス、個人情報3000人分超漏えいか 茨城県立高18校 不正アクセス被害

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県教委は26日、カシオ計算機(東京)が運用するオンライン学習アプリ「クラスパッド ドット ネット」のデータベースへの不正アクセスにより、県内の高校生や教員ら約3000人分の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。

県教委によると、漏えいした可能性があるのは、県立高18校の生徒と教員ら計3083人の氏名やメールアドレス、学年、学級、出席番号など。アプリの使用は学校ごとの判断で、調べ学習などの授業や自習に使われている。

同社の調査によると、漏えい可能性がある主な県立高は牛久770人▽取手一765人▽石下紫峰492人▽つくばサイエンス458人▽土浦三258人▽八千代186人▽IT未来83人▽波崎57人。

県教委は、漏えいの可能性がある高校に対し、パスワード管理や迷惑メール対策について注意喚起した。

同社は18日、同アプリのデータベースに不正アクセスがあり、国内外の個人情報12万6970件が漏えいしたと発表していた。

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