「海外での割礼ほう助」初の有罪 英国の女、最大で禁錮14年

 【ロンドン共同】英国の裁判所は26日、女性(21)が子どもの頃にケニアで女性器切除(割礼)手術を受けるのをほう助したとして、ソマリア生まれのロンドンの女(39)に有罪判決を言い渡した。量刑は後日言い渡され、最大で禁錮14年。海外での女性器切除手術のほう助を巡って英国で有罪判決が出たのは初めて。

 英国では1985年から女性器切除手術が禁止され、2003年に海外でのほう助に関する取り締まりも強化された。

 女性器切除はアフリカや中東で因習となっているが、深刻な出血や感染症、新生児の死亡につながるリスクがあるため国際的に批判されている。

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