堂安アシストのフライブルクが逆転勝利!10人のスポルティングが格下に痛恨ドロー【EL日本人選手】

[写真:Getty Images]

ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節が26日に各地で行われた。

今シーズンのグループステージには、ブライトンのMF三笘薫、リバプールのMF遠藤航、フライブルクのMF堂安律、スポルティングCPのMF守田英正、ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹、セルヴェットのDF常本佳吾ら6人の日本人選手がプレーする。

今回の第3節では、三笘、遠藤、堂安、守田、町田が先発出場、常本が途中出場した。

堂安が先発したフライブルクは、アウェイでTSCバチュカ(セルビア)と対戦。フライブルクは立ち上がりの13分に失点を許す。ロングパスでボックス右深くまで駆け上がったヨヴァノビッチの折り返しを逆サイドから走り込んだペトロビッチがゴール左へハーフボレーを叩き込んだ。

その後、フライブルクは23分に負傷したR・サライがホーラーと交代するアクシデントに見舞われる。それでも37分、右クロスのこぼれ球をボックス左横で拾ったヴァイスハウプトが再びクロスを供給。グリフォがフリックしたボールを最後はホーラーがゴールに押し込んだが、VARの末に最初の右クロスの場面でグリフォのオフサイドが取られ、ゴールは取り消された。

1点ビハインドで後半を迎えたフライブルクは、開始早々にセットプレーからチャンスを迎える。48分、グリフォの右CKがギンターをブロックしていたヨヴァノビッチの腕に当たりPKを獲得。これをPK職人のグリフォがゴール右に難なく決めた。

同点弾で勢いづくフライブルクは、55分にもグレゴリッチュがネットを揺らしたが、これは左クロスを供給したヴァイスハウプトのオフサイドを取られ、ゴールが取り消される。それでも59分、ボックス右手前でFKを獲得するとグリフォの直接FKが相手GKの手を弾き、ゴール右に決まった。

さらに73分には、ギンターのロングパスに反応した堂安がボックス右深くから右足でクロスを供給すると、ゴール前で収めたグリフォが冷静にゴール左隅にシュートを流し込んだ。

その後、80分に堂安やグリフォを下げたフライブルクは、危なげない試合運びで試合をクローズ。グリフォのハットトリックでフライブルクが逆転勝利を飾っている。

また、守田が先発したスポルティングCPは、アウェイでチェンストホヴァ(ポーランド)と対戦。開始早々の6分にギョケレシュが一発退場となり、数的不利となったスポルティングだったが14分に先制する。ゴンサウヴェスの左CKをコアテスがヘディングで叩き込んだ。

1点リードで前半を終えた10人のスポルティングだったが、後半は立ち上がりから劣勢の展開が続く。すると79分、ボックス右手前まで侵攻したプラブシッチのスルーパスをボックス中央右に抜け出したコチェルギンのシュート。これをゴール左前に詰めたピアセツキが押し込んだ。

結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。逃げ切りに失敗した数的不利のスポルティングは、格下相手に痛恨のドローとなった。

★三笘薫[ブライトン]
ブライトン - アヤックス
◆フル出場

★遠藤航[リバプール]
リバプール 5-1 トゥールーズ
◆フル出場

★堂安律[フライブルク]
TSC 1-3 フライブルク
◆80分までプレー

★守田英正[スポルティングCP]
チェンストホヴァ - スポルティングCp
◆フル出場

★町田浩樹[サン=ジロワーズ]
サン=ジロワーズ 2-1 LASK
◆フル出場

★常本佳吾[セルヴェット]
シェリフ 1-1 セルヴェット
◆76分からプレー

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