長崎西洋館 解体後マンションへ JR九州が検討

 JR九州の古宮洋二社長は26日の定例記者会見で、5月に閉館した長崎市川口町の商業施設「長崎西洋館」について、解体後はマンションの建設を検討する考えを明らかにした。
 JR九州は8月に所有者の長崎電気軌道(長崎市)から土地と建物を購入し、9月から解体工事に着手した。解体工事の期間は2年程度を予定し、その後のスケジュールは未定。古宮社長は「交通の便も良く、分譲や賃貸のマンション、いわゆる住居系を軸に検討していきたい」と述べた。
 長崎西洋館は1990年11月に開業。長崎電気軌道のグループ会社が運営し、飲食店や雑貨店などが入居していたが、他の大型商業施設との競合や新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月末に閉館した。

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