LRTの開業から2カ月 さらなる利便性向上へ「駐車場拡大や一日乗車券」 宇都宮市長会見

 LRTライトラインが開業して26日で2カ月です。さらなる利便性の向上に向けて宇都宮市の佐藤栄一市長は、26日の定例会見で停留場の駐車場の拡大や一日乗車券の販売を行うと発表しました。

 LRTライトラインは、平日の通勤通学に加え土日祝日は商業施設や沿線で開かれるイベントなどへの交通手段として利用されていて、9月26日から10月25日までの1カ月間では約38万人が利用しました。開業から2カ月間で約80万人が利用しています。

 清原地区市民センター前と平石、飛山城跡の3つの停留場には、当初、送迎の利用を見込んでいた無料の駐車場が設置されていますが、車をとめてライトラインを利用する人が、予想よりも多かったことから駐車場のスペースを合わせて85台分増やすことを決めました。11月中旬に清原地区市民センター前で20台、平石で19台、飛山城跡で37台分を増やします。さらに2024年2月には平石に9台分が追加されます。

 また、ライトラインを始発から最終まで何度でも乗り降り可能な一日乗車券を11月3日から販売します。

 大人は1000円、小学生は500円で宇都宮駅東口停留場の定期券売り場と車両基地の定期券売り場で購入できます。

 通常の一日乗車券に加え宇都宮餃子会の直営店「来らっせ」で利用できる餃子券付き一日乗車券も用意し、観光で訪れる人たちに食の面でも楽しんでもらいたい考えです。

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