暴力団を追放し県民が安心して暮らせる街を 暴力追放活動に長年尽力した団体などを表彰

 暴力団を追放し県民が安心して暮らせる街をつくろうと、宇都宮市では25日、警察などが暴力追放活動に長年尽力した人や団体を表彰しました。

 「暴力団追放県民大会」は、県民の暴力団排除の意識を高めようと、県警察本部と県暴力追放県民センターが主催していて、コロナ禍以降4年ぶりの開催です。県暴力追放県民センターの会員など約350人が出席して、暴力団排除への誓いを新たにしました。

 大会では、福田富一知事と県警察本部の難波健太本部長が、長年にわたって、暴力団排除の支援などに力を注いできた県内の6人と3つの団体に、表彰状を手渡しました。そして、出席者全員で暴力団の排除を宣言しました。

 県警によりますと、昨年(2022年)末の時点で、県内で確認されている暴力団員の数は約580人で、これは最も多かった1990年代前半の4分の1ほどにあたり年々減少傾向にあるということです。

 一方で、暴力団が活動するための資金を調達する手段は、特殊詐欺をはじめ、巧妙化かつ効率化していることから警察で注意を呼びかけています。

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