ヒカル YouTuber嫌いの粗品を「ダサい」と挑発も「圧倒的に負けてる」と突きつけられた“格差”

YouTuberのヒカル(本人YouTubeより)

10月25日、YouTuberのヒカルが、ラファエルのYouTubeチャンネルにアップされた「稼げてない芸人○○がYouTuberおもんないと言った発言について」と題された動画に出演。YouTuberに否定的な霜降り明星・粗品(30)に対して苦言を呈した。

動画は、カジサックことキングコング・梶原雄太(43)とヒカルが共同で行っている「泥酔はしご酒」という企画に、ゲストとしてラファエルが出演するという内容だった。

冒頭、粗品の「YouTuber全員おもんない」「スカイピースなんか一番おもんない奴ら」といった発言について触れたラファエル。「結局芸人さんって、未だにそういう壁、隔たりあるんやな。心の底で、そういう風に思ってるんやな」と言及すると、カジサックは「粗品ごめんな」と前置きし、「YouTuberをいじって笑いを取るのはダサイと思ってる」と批判した。

これに対し、ヒカルは「千鳥さんのように、YouTube全く出てこない人が『YouTuberなんて』いうのは俺かっこいいと思ってるし、プライドあるじゃないすか」とした上で粗品について「めっちゃプライド捨てて金儲けのためにYouTubeきてるのに、自分もYouTuberやん僕らは思っちゃいますよ」と発言。

以前ラジオ番組で粗品から「紳助さんになりたいと言ってたけど、じゃあトークバラエティー出てみてくださいって話」と名指しでディスられるなど、“因縁”があるヒカル。さらに「芸人のトップに喧嘩売らんのに、YouTuberに喧嘩売るのださいっすよね」と批判を続けた。

カジサックがこの「泥酔はしご酒」への粗品の出演を希望すると、ヒカルは「びびってたら来ないっすよね。来れないってことはびびってるって受け取るからこっちも。それはあんだけ俺の名前出すんやったら来てくれって思う」と挑発。

最終的に「だって僕らユーチューバーなんて別に素人なんて、みんなわかってることなんで、わかってること今更言ったところでっていうのは思っちゃいます」とした上で、「よくある劣等感なんじゃないかなと思っちゃいますよね」と私見を述べ、動画を締めた。

動画内では粗品に対し煽り返すような発言を繰り返していたヒカル。動画のコメント欄には、《ヒカルさんの言葉、説得力ありすぎて何も言い返せないと思う。 大人やわぁ。。》《ヒカルくんの頭の良さ、冷静且つ客観的な判断能力の高さが際立つ回でしたね》といった称賛の声が。

いっぽうで、このヒカルの発言を取り上げたネットニュースのコメント欄やSNS上ではこんな冷ややかな反応も。

《M1R1の2冠をとり、数々の芸人から「天才」と評され、Youtubeで芸人界最高の成功を収めているのが粗品。それが客観的な評価》
《私らのような無関係の一般人には、どうあがいたって引っくり返らない格差があるように見えます。土俵が違うとかのレベルではなく、見たい人が見たい時間にいつでも見れる媒体と違って、TVは不特定多数の人間を相手に商売してるのでどうしてもそれなりの実力や知名度が伴わないと話にならない。ヒカルだって少し前までTVに出たい出たい言ってちょっとだけ出てたような気がするけど、今は全く出ないのは求められてないからなのでは?》
《面白いかどうかで勝負したがってるのが粗品。登録者数とか再生回数で勝負したがってるのがヒカル。面白さで勝負したいならヒカルの方から乗り込めばいい。人気で勝負したいなら来てもらえば?来ないならビビってるって思うのは自分に都合良すぎと思うけど》
《売れるまでのプロセスを考えたら芸人の方が難しい。しかも粗品は芸人で売れてユウチュウバーでも売れてるわけだから粗品に分があるのはいなめない。俺はどっちも面白いとは思わなし興味無いけどそんな俺から見ても粗品の方が上という印象しない。所詮ユウチュウバーはテレビに出てる人には認知度で圧倒的に負けてる》

コンビで「M-1グランプリ」、ピン芸人で「R-1グランプリ」をそれぞれ優勝するという偉業を成し遂げている粗品の実績をあげた上で、“レベルが違う”とする声も多かった。

果たして、この2人の直接対決が見られる日はーー。

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