「龍のしっぽ」撤去命令、大阪 ミナミのラーメン店立体看板

龍のしっぽ部分がはみ出ている「金龍ラーメン道頓堀店」の立体看板=27日午前、大阪市

 大阪市の繁華街・ミナミにあるラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」の立体看板である龍のしっぽ部分が隣接地にはみ出ているとして、土地の所有者が店の運営会社に撤去を求めた訴訟で、大阪地裁が土地の所有権侵害を認め、しっぽ部分や外壁のひさしの撤去を命じる判決を言い渡したことが27日分かった。26日付。

 判決などによると、店舗正面の上部に巨大な龍の顔や胴体があり、側面の壁からしっぽ部分が飛び出す形状。

 側面に面する隣接地は通路として使われているが、所有者側は建物を新築予定で「土地の使用が制限されている」と主張。金龍側は看板撤去の費用が高額とした上で「ブランドイメージも低下する」と反論していた。

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