<ステージ>札幌座「群来、春告魚と蜃気楼」 余市舞台のファンタジー

「群来、春告魚と蜃気楼」の一場面。かつてニシン番屋だった旅館の食堂で物語は展開する=いずれも10月25日のゲネプロ、撮影・高橋克己

 北海道演劇財団の付属劇団「札幌座」は、前身のTPS(シアタープロジェクトさっぽろ)時代から、北海道を題材とした魅力的なオリジナル作品を数多く発表してきました。第61回公演「群来(くき)、春告魚(はるつげうお)と蜃気楼(しんきろう)」もその系譜に連なる新作で、後志管内余市町を題材としたファンタジーです。10月31日まで札幌のシアターZOO(中央区南11西1)で上演中の同作の一部を紹介します。(文化部 赤木国香)

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