日本人がいるチームも…5つのサッカークラブにかけられた「恐怖の呪い」

サッカーでは意外とオカルトチックなことも信じられており、魔術的なものをルーティーンにしている者も。

今回は「サッカー界に存在する説明不可能な5つの呪い」をお送りする。

チェルシーの「9番の呪い」

イングランド・プレミアリーグの強豪として好成績を残してきたチェルシー。昨年からは低迷しているとはいえ、これまで数多くのスター選手が所属してきたビッグクラブだ。

しかしそのエースナンバーといえる9番はなぜかアンドリー・シェフチェンコ、フェルナンド・トーレス、アルバロ・モラタ、ロメル・ルカクなど数多くの選手がこの数字を背負って大失敗してきた。

さらにピエール・エメリク・オーバメヤングがサッパリだったことから今季は9番が不在となっている。なお、アーセナルも9番は呪いの番号と言われていたが、ラカゼットとガブリエウ・ジェズスが破っている。

レヴァークーゼン「ネヴァークーゼンの呪い」

1979年からブンデスリーガに所属しているバイヤー・レヴァークーゼン。企業名をつけることを禁止されているドイツのクラブの中で、カール・ツァイス・イエナとともに伝統を尊重されて特別な扱いを受けている。

1996年から2004年にかけて、レヴァークーゼンは準優勝4回、3位が2回。そしてあるときには歴史的な3冠達成を目前にして、ブンデスリーガ、DFBポカール、そしてチャンピオンズリーグすべての決勝戦で敗北し、あらゆる銀メダルを手にすることになった。

それにより一度も優勝したことがないというジンクスは続き「ネヴァークーゼン」というあだ名まで付けられた。

バーミンガム・シティの「ロマの呪い」

現在三好康児が所属しているバーミンガム・シティ。その本拠地であるセント・アンドリューズは、かつてロマのジプシーが生活していた土地を奪って建てられたという。

立ち退かされたジプシーたちはそれに憤慨し、クラブに呪いをかけたという。そして1940年代には不運にも爆弾でスタンドが全焼するという被害を受け、チームも昇格と降格を繰り返すエレベータークラブになった。

それ以降の監督はその呪いを解こうと十字架をライトに設置したり、選手のスパイクの底をすべて赤にしたり、ピッチの様々な場所に放尿したりした。しかし結局2006年までタイトルには恵まれなかった。

ラシン・クラブの「猫の呪い」

ラシン・クラブとインデペンディエンテのライバル関係は熾烈なもの。アルゼンチンリーグでの彼らはわずか300メートルしか離れていないスタジアムを本拠地としており、他に類を見ないようなダービーマッチとなる。

1967年、ラシンが初めてインターコンチネンタルカップで優勝したことを祝うなか、それに嫉妬したインデペンディエンテのファンがラシンのスタジアムに侵入。ひっそり7匹の猫の死骸を埋めた。

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ラシン・クラブはその後6匹の死骸を発掘したものの、最後の1匹がなかなか見つからず。2001年にようやくそれが発見されると、ラシン・クラブは35年ぶりのリーグタイトルを獲得した。

ベンフィカの「ベラ・グットマンの呪い」

1959年から1962年にかけて、名将ベラ・グットマンの指揮の下で2回のリーグ優勝と2回のヨーロッパカップ優勝を果たしたベンフィカ。

ところが、ベラ・グットマンがその実績を持って昇給を求めたところ、ベンフィカはそれを一蹴。この出来事が「ベンフィカに呪いをかけた」と言われている。

それ以来ベンフィカは8回もヨーロッパカップの決勝戦に進出したのだが、なんとその全てで敗れている。国内リーグでは過去10年間で37個ものタイトルを掲げているにもかかわらず…。

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