戸塚純貴が強盗致死事件の被告人役で「うちの弁護士は手がかかる」に登場。難解な刑事裁判に“くらあん”が向き合う!

戸塚純貴が、フジテレビ系連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(金曜午後9:00)の、11月3日・第4話にゲスト出演することが分かった。強盗致死事件の被告人でありながら、厭世(えんせい)的で発言の真実が読めない男性を繊細に演じる。

「うちの弁護士は手がかかる」は、約54年ぶりに復活した金曜午後9時の連ドラ枠で放送。芸能事務所の元敏腕マネジャー・蔵前勉(ムロツヨシ)が、スター女優・笠原梨乃(吉瀬美智子)に突然解雇を言い渡されたことをきっかけに、超エリートなのにどこか不器用な新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)に振り回されながら、パラリーガルとして奮闘する“育成型”リーガルエンターテインメントだ。演出は「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)などを手掛けた瑠東東一郎氏が担当する。

戸塚が演じるのは、杏と「香澄法律事務所」の同僚・山崎慶太(松尾諭)が共同で担当する強盗致死事件の被告人・木原健太。ある日の深夜、木原は路上で被害者・後藤敦(伊藤孝太郎)と肩がぶつかったことから口論になり、もみ合ううちに後藤が階段から落下。その後、死亡が確認された。一度その場から逃げ出した木原は、直後に自首するが、現場から被害者の所持品が見つからなかったため、検察側は強盗致死事件として木原を起訴。山崎は「盗んではいない」と答える木原を信じ、量刑の軽い傷害致死を主張する。一方で、裁判員裁判が採用されていることを考慮した杏は、裁判員の心証を悪くしないよう、強盗を認めつつ自首している点をアピールし減刑を狙う作戦で進めようとする。この難解な刑事裁判で、蔵前と杏、そしてそこに新たに加わる山崎は、真実にたどり着けるのか?

久しぶりに共演したムロについて、戸塚は「ムロさんはずっと尊敬している先輩です。久しぶりに共演させていただく作品が、ムロさん主演のドラマですごくうれしかったですし、役と向き合う姿勢や現場でのたたずまいに、いつもとても刺激を受けています。思う存分芝居でぶつかっていきたいと思わせてくれます」と信頼を寄せている様子。また、初共演を果たした平手のことは「平手さんはかわいいとカッコいいを兼ね備えていて魅力があふれていました。お芝居では目と声の力強さで役柄をしっかりと体現されていてとてもすてきです」と語り、「ずっと見ていたいと思う息の合ったお二人でした」と振り返った。

台本を読んだ際は、「生きづらい世の中で戦っている人はたくさんいて、でもなかなかスポットが当たりづらかったりもするけど、社会と生活や自分と他人との距離を埋めてくれる作品」と感じたそうで、演じる木原について「義理と人情を大切にする優しい人です。大切なものを守るためならなんでもする、ちょっと不器用なのかもしれません。自分の人生を諦めた人が唯一持てる希望は何なのかを考えながら演じようと思います」と思いを巡らせている。

ドラマを手掛ける金城綾香プロデューサーは「戸塚純貴さんは、コメディーからシリアスまで、どんな役も自分のものにして演じることのできる、類まれな俳優さんだと思っています。そんな戸塚さんだからこそ、今回の裁判員裁判の被告人を演じていただきました。いい人なのか、悪い人なのか…。弁護士の目から見ると、真実は分かりません。何を信じて戦っていくのか、蔵前と杏は悩みながらも、一つの結論にたどり着きます。“くらあん”(蔵前&杏)コンビと共に、第4話の真実をご覧いただきたいです!」と呼び掛けている。

第4話。蔵前ら「香澄法律事務所」の面々は、杏が同僚たちの名前を覚えていないことを知って驚く。パラリーガル・丸屋泰造(酒向芳)や岩渕亮平(日向亘)、先輩弁護士の辻井玲子(村川絵梨)だけでなく、何と蔵前の名前も覚えていなかったのだ。蔵前は「相手のことを知り情報を共有することで分かり合えてスムーズに仕事もできるようになる」と杏に助言する。

そんな折、杏は所長の香澄今日子(戸田恵子)に呼ばれ、山崎が手掛けている強盗致死事件の裁判員裁判に協力するよう言われる。今日子は、裁判員裁判は見栄えのいい人が有利という理由で、杏と山崎が協力して裁判に臨むように指示する。

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