赤信号直進のバイクと衝突、無罪 右折車の男性、福岡地裁

 福岡県古賀市の交差点を乗用車で右折する際、赤信号で直進してきた対向車線のバイクと衝突し運転手を負傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの罪に問われた男性被告(53)の判決で、福岡地裁(今泉裕登裁判長)は27日、無罪を言い渡した。

 検察側は、赤信号で安全に止まれないと判断して直進する車両を予見する義務があったと主張していた。

 男性被告は、2021年10月7日午後7時過ぎ、右折のため青信号で交差点に進入して一時停止し、再発進した際にバイクと衝突し、運転手に骨折などを負わせた罪に問われていた。

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