11月3日（金・祝）午前9時半から午後3時まで「第1回やまぐち農林業の知と技の拠点祭」が、山口県農林総合技術センター（防府市牟礼、TEL0835-28-1211）で開かれる。
2023年4月にオープンした「農林業の知と技の拠点」を開放し、研究成果や農業大学校の教育内容の紹介、県産農林産物の販売など、農林業や食の魅力を体験してもらおうと開催されるもの。
本館前のトラックステージでの式典後、9時45分にもちまきが行われる。そして、本館、連携・交流館、農大教育棟、体育館の4カ所で多彩な企画が実施される。
まず本館内では、研究展示や実験室・オープンラボを見学できる。
次に体育館付近では、農大生の作った野菜と果物、焼き芋、ポップコーンなどが販売されるほか、子牛との「ふれあい体験」や模擬搾乳体験のコーナーも設けられる。
また、連携・交流館前では、県産地鶏炭火焼や農産物が購入でき、しいたけの駒打ちとバターづくりの体験もできる。
そして農大教育棟前では、午前10時からと午後1時からの2回、農大産の牛肉が販売。さらに、木の早積み競争や丸太切り体験、スマート農機の展示などが行われる。
「県の農林業や食の魅力を十分味わえる企画がたくさん。ぜひ来場を」と主催者。
会場には一般用駐車場は無いため、「道の駅潮彩市場防府」（防府市新築地町）の西側に臨時駐車場が設けられる。駐車場と会場間は、無料シャトルバスが午前8時半から午後3時半まで運行。また、潮彩市場でも、山口県漁業協同組合吉佐支店による「うまいものフェア」が同時開催される。
「農林業の知と技の拠点」（山口県農林総合技術センター）は、農林業が抱える担い手の減少や高齢化、先端技術の対応などの課題解決のため、県立農業大学校（防府市）と、県農業試験場（山口市大内）および県林業指導センター（同市宮野）の3施設を統合する形で、農業大学校の敷地内に2023年4月にオープンした。即戦力人材の育成や、新技術の開発、6次産業化等の推進に一体的に取り組む施設として、実験や研究、商品開発などが行われている。
