ガルナチョ、PKストップの同僚へ「ゴリラ絵文字」投稿でFAが調査か オナナは不問を望む

写真:ガルナチョは思わぬ形で処分を受けてしまうのだろうか

マンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョが、チームメートを賞賛するSNSへの投稿でFA(イングランドサッカー協会)から処分を受ける可能性が出てきた。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

マンチェスター・ユナイテッドは10月24日にUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節コペンハーゲン戦に挑み、1-0で勝利を収めた。マンチェスター・ユナイテッドの1点リードで迎えた後半アディショナルタイムにはコペンハーゲンがPKを獲得し同点のチャンスを迎えたが、カメルーン代表GKアンドレ・オナナが相手のキックをストップし、勝利に貢献した。

ガルナチョは試合後、PKを止めた直後にポーズを決めるオナナと、そのオナナを祝福するため集まる自身を含めたチームメートの写真をX(旧Twitter)に投稿したのだが、その投稿に問題があった。

ガルナチョが画像に添えたのは、ゴリラの絵文字2つ。深い考えはなかったと思われるが、ガルナチョはこの絵文字が人種差別的な意味合いを持つ可能性があることに気づき、すぐにその投稿を削除した。

しかし、FAはマンチェスター・ユナイテッドを通じてこの投稿について見解を求めており、SNSへの人種差別的な投稿に関するガイドライン違反で告発される可能性があるという。

これを受けて即座に反応したのが他でもないオナナ本人だった。オナナは自身のインスタグラムアカウントのストーリー機能に、ガルナチョが投稿したものと同じ画像に「人々は僕が何に腹を立てるべきかを選ぶことはできない。(ガルナチョの投稿が)何を意味したものなのかは分かっている。パワーと強さだ。この問題はこれ以上進めるべきではない」というメッセージを添えた画像と、他の試合で自身にガルナチョが飛びついている画像を投稿。

ガルナチョの投稿を意に介していないこと、処分を望まない意向を示している。

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