【MLB明日のみどころ/配信スケジュール】 ワールドシリーズ開幕! レンジャーズの強力打線か、Dバックスの多彩な攻撃か

写真:明日先発のレンジャーズ・イオバルディ

日本時間10月28日、2023シーズンの頂上決戦・ワールドシリーズが幕を開ける。

ア・リーグを勝ち上がってきたのは、第5シードのテキサス・レンジャーズ。シーズン中は90勝と西地区首位のアストロズと同じ勝ち星を挙げたものの、直接対決の勝敗で劣っていたため、プレーオフはワイルドカードからのスタートに。ワイルドカードシリーズで東地区2位のレイズ、ディビジョンシリーズではリーグ最高勝率のオリオールズと対戦するという厳しいシードに置かれていたが、なんとこれらの難敵をスウィープで撃破してきた。

そして迎えたリーグチャンピオンシップシリーズ、相手はシーズン中の直接対決で大きく負け越していたアストロズだった。総合力に勝るアストロズ有利の声も少なくなかったが、レンジャーズはジョーダン・モンゴメリーとネイサン・イオバルディの2枚看板と、何と言ってもトレードマークの強力打線が機能した。結果、敵地ヒューストンで4勝を奪い、12年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。

対して、ナ・リーグを勝ち上がってきたのは、第6シードのアリゾナ・ダイヤモンドバックスだった。地区優勝目前だったレンジャーズと比べると、Dバックスは16ゲーム差の地区2位、ワイルドカードも最後の枠に滑り込んでプレーオフに乗り込んできた正真正銘の”アンダードッグ”だ。

しかし、プレーオフでは確かな実力を見せつけ、2つの地区優勝チームを立て続けに撃破。ワイルドカードシリーズのブリュワーズ、ディビジョンシリーズのドジャース相手には、コービン・キャロルとケテル・マーテを中心とする若い打線が長打力を発揮して、スウィープを決めてみせた。

そしてリーグチャンピオンシップシリーズでは、昨年のリーグ王者にして、リーグ最強のブレーブスを再び下剋上で葬り去ったフィリーズと対戦。第1・2戦は投打に圧倒されてしまったが、第3・4戦を終盤の粘りでモノにすると、最後は魔境と化していた敵地のフィラデルフィアで2連勝して22年ぶりのリーグ優勝を達成した。リーグチャンピオンシップシリーズでは打線になかなか火が付かなかったが、盗塁や犠打を交えた攻撃のバリエーションを見せ、なんとか活路を見出してきた。

初戦の先発はDバックスが今季17勝のエース、ザック・ギャレン。レンジャーズがプレーオフに滅法強くここまで4戦4勝のネイサン・イオバルディ。見逃せない好投手同士のマッチアップとなる。

試合予定は以下の通り。(時間は日本時間)

9:05 ダイヤモンドバックス@レンジャーズ 【SPOTVNOW】【NHK BS】【J SPORTS】

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