アーティスティックスイミング(AS)で日本の第一人者として活躍した32歳の乾友紀子が27日、東京都内で現役引退の記者会見に臨み「悔いなくやりきったと思った」と晴れやかな表情で語った。2年連続の女子ソロ2冠を果たした今年7月の世界選手権が最後の大会となった。
長年、指導を受けた井村雅代コーチには「いつも近くにいて、引っ張ってくれた。ありがとうの言葉では伝えきれない」と感謝を口にした。所属の井村クでコーチの手伝いを始めており「(今後も)ASに関わっていきたい」と述べた。
五輪は2012年ロンドン大会から3大会連続で出場。16年リオ大会でチーム、デュエットとも銅メダルを獲得した。