暫定ランクも気になる渋野日向子 悔しいダボも浮上「あと2日間こそ…」

ファンの声援に応える(撮影/谷口愛純)

◇米国女子◇メイバンク選手権 2日目(27日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596yd(パー72)

1アンダー52位から出た渋野日向子は「69」で回り、通算4アンダー30位に順位を上げた。初日を終えた時点で年間ポイントレースは79位から83位に後退していたが、第2ラウンドを終了時点では79位。来季フル参戦となる80位以内にひとまず戻って来た。

天候が崩れないまま18ホールを完走した(撮影/谷口愛純)

ショットの縦距離に課題を残した初日から、この日は「ショットがいいところについているのが多かった」とチャンスに絡めて6バーディを奪った。インスタートの11番でバーディが先行し、12番でひとつ落とした直後の13番から2連続バーディ。18番(パー5)は2m弱に付けてバーディを奪い、3つ伸ばして折り返した。

後半も6番までにさらに2つ伸ばし、一時は首位に3打差まで迫った。「すごい悔しい」と振り返ったのが7番のダブルボギー。フェアウェイから打った2打目を左に曲げ、「アプローチをホームランして、寄らず入らず」と通算4アンダーまで後退。「セカンドは単純に引っ掛けた。左に打った時点で、バカですね」と厳しい言葉が出る。

パッティングがもう少し入ってくれたら(撮影/谷口愛純)

一打一打が来季のシード争いへダイレクトに結びついていく終盤戦。いつも以上の重みを感じる時期だからこそダブルボギーのミスを悔しがった。スコアボードで順位とともに動く暫定ランキングは、常に気にしているという。「あと2日間こそ、(一打の重さを)思うべき」と気を引き締め、1週間を折り返す。(マレーシア・クアラルンプール/谷口愛純)

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