犬を撫でようとしただけなのに逃げられてしまう…4つの心理とやるべき"正しいスキンシップ"とは?

撫でようとしただけで逃げるときの犬の心理

犬は人に撫でてもらうことが大好きで、犬の方から「撫でて~♡」と甘えてくる、というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。

撫でようとしただけなのに逃げられた!と、ショッキングな経験をお持ちの方もいらっしゃるようで、何がいけなかったのか、自分は犬に嫌われるタイプなのか、と考えてしまいますよね。

人に撫でられることが大好きなはずの犬が、撫でようとしただけで逃げるときは、どんな気持ちなのでしょうか。犬の心理を読み取ってみましょう。

犬の気持ちが分かれば、撫でようとしただけなのに逃げられてしまう、ということはなくなるでしょう。正しいスキンシップの仕方もお教えしますので、ぜひ試してみてくださいね。

1.まだ挨拶してないよ…?

撫でようとしただけで逃げるときの犬の心理は、「まだ挨拶してないよ…?」です。

犬同士が挨拶をしている姿を見たことがあるでしょうか。お互いのおしりのニオイを嗅ぎ合ったり、鼻と鼻をくっつけ合ったり、ニオイを嗅ぎ合うことで挨拶を交わします。

これは、人と犬が挨拶を交わすときも同じです。

正しいスキンシップの仕方として、まずは犬の目の前にそっとしゃがんでから手を差し出し、ニオイを嗅いでもらいましょう。犬との距離は、1m以上あるとよいと思います。

犬が手のニオイを嗅ぎ終わった後、あなたのそばを離れずにいたら「撫でてもいいよ」のサインです。飼い主に「撫でてもいいですか?」と許可をもらい、撫でると喜ぶ場所も尋ねてみてください。

2.苦手なニオイがする

撫でようとしただけで逃げるときの犬の心理は、「苦手なニオイがする…」です。

  • 身につけた香水のニオイ
  • 手や服に染みついたタバコのニオイ
  • ハンドクリームのニオイ

このようなニオイは、犬がとくに苦手なニオイです。鼻をツンッと刺激されてしまうからです。犬が優れた嗅覚を持っていることはご存じですよね。人間の100万倍~1億倍もの嗅覚を持つとされています。

(ニオイが原因かも…)と思われる場合の正しいスキンシップの仕方は、犬が苦手はニオイを身にまとわないことです。ただし香水は身につけてないのに逃げられてしまった場合は、もしかしたら服の柔軟剤のニオイのせいで逃げられてしまったのかもしれません。

3.飼い主が嫌がっている

撫でようとしただけで逃げるときの犬の心理は、「飼い主が嫌がっている」です。

犬は撫でられることOKでも、飼い主は愛犬を撫でられることNGである場合があります。様々な事情があり、愛犬に近づいてほしくない、撫でてほしくない、と感じている飼い主もいます。

最近では、「近づいても平気ですか?」や「撫でていいですか?」と尋ねてくれる人が増えています。しかし、「ダメです」とは言えない飼い主もいます。

そんな飼い主の気持ちを読み取った犬が、撫でようとする人をスッと避け、すぐに立ち去ろうとすることがあります。

正しいスキンシップの仕方として、犬だけではなく、飼い主の気持ちも考えることが大切だと思います。

4.知らない人だから…

撫でようとしただけで逃げるときの犬の心理は、「知らない人だから…」です。

犬も人見知りをします。ほとんどの人が社会化によって人に慣れているだけで、犬は本来、人見知りをする動物です。飼い主の考え方や育て方によっては、愛犬の人見知りを改善する必要はない、としている場合があります。

正しいスキンシップの仕方は、無理に近づかないこと、無理に撫でようとしないことです。飼い主から「人見知りなんです」「怖がりなんです」などと言われたときは、すぐにその場を離れてあげてください。

まとめ

撫でようとしただけで逃げるときの犬の心理を4つ解説しました。

  • まだ挨拶してないよ…?
  • 苦手なニオイがする
  • 飼い主が嫌がっている
  • 知らない人だから…

撫でられることが大好きな犬も、飼い主や家族でない人からいきなり撫でられることには不安や恐怖を感じます。

撫でようとしただけで逃げられるのは、まだ良い方です。撫でようとしただけで咬みつかれてしまう人もいます。

トラブルや事故の原因にもなりますので、見知らぬ犬に近づいたり撫でたりするときは、必ず飼い主に許可を得てくださいね。

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