いつもの黒犬と、いつもの散歩道

こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。雨上がりの日曜日、いつもの黒犬スキッパーキのスキと、いつもの散歩コースを歩いてきました。

「いつもの」とは言っても、実はここ二週間スキをペットホテルに預けたまま台湾〜日本と廻ってきたので、散歩に連れていくのは久しぶりなんです。

この日は近くでアジリティーの大会があったらしく、多くの犬が集まっていました。

「あなたの犬、ウチの黒犬と元を辿れば同じ犬種だよ」と言われたのがこちら。

飼い主さんに常に忠実な、ベルジュ何とか犬のリバーくん。ベルジュ、、というのは「ベルギーの」という意味で、「ベルジェ・ベルジュ(ベルギーの牧羊犬)」という名前が頭につく犬種がベルギーには4種類ほど存在しています。

たしかにこの角度、似ている、、。

ちょっとちょっと、スキさん、こっちに来てみて。

たしかに、ミニチュア版な感じもしますな。

自由に散歩する中型犬たち。ちなみに「大型犬にも怯えず立ち向かう」とよく犬種説明に書いてある我らがスキッパーキは、遠くに中型犬たちの姿を見つけるとすぐに、濡れた足のまま飼い主によじ登ってきます。やめて、、。

以前に紹介したことがありますが、牛たちも健在。

今日も湖面は静かに空を映していました。

この日のスキはリードをつけたまま。犬に追いかけられてどこまでも逃げていきそうだったので、、(逃げ足は早い)。

湖一周コースには車もいないので、天然ドッグランと化しています。まぶしい光の中で子供と犬が追いかけっこしていたり、世界のどこかで戦争が続いているとは思えないほど、平和な夕暮れです。

水辺にポツンと立つ、ちょっと北欧風(色が)な家。こんな仕事場いいですね。

「あのさ、中型犬たちが遠くに見えてきたんだけど、抱っこする?」

うむ、もうちょっとがんばれ。

あまり草地には踏み込まず、なぜか舗装された道を歩く黒犬でした。

水辺の丸い葉は、先端がちょっとだけへこむカワラハンノキ。ケルト民族の神話では妖精の国へ続く道に生息するらしいので、逢魔時にはあちら側が見えるかも知れません。

空と湖の境目も、なくなっていきます。

ぽつんと我が家の妖精犬。久しぶりに歩く、いつもの散歩道。こんな「いつもの」が、ずっと続いてほしいと思える週末の夕暮れでした。次回もどうぞお楽しみに。

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