維新吉村氏、自公立は「談合だ」 京都市長選、独自候補擁立に意欲

大阪府庁で記者団の取材に応じる日本維新の会共同代表の吉村洋文知事=27日

 日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は27日、任期満了に伴う来年2月の京都市長選で、自民、公明、立憲民主3党が相乗りで支援を模索する対応を批判した。府庁で記者団に「談合だ。京都市民のプラスになるのか」と述べ、維新として独自候補の擁立に重ねて意欲を示した。

 市長選には元参院議員松井孝治氏(63)が立候補を調整。自公と立民3党は同氏を推す検討を進めている。

 維新では市議会で会派を組む国民民主党などと統一候補を模索する動きもある。吉村氏は馬場伸幸代表らが前原誠司代表代行と連携を取っているとした上で「しがらみにとらわれない価値観でぶつかってくれる候補者を探したい」と語った。

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