北海道の鈴木直道知事は27日、札幌市の秋元克広市長と道庁で面会し、市の冬季五輪・パラリンピック招致について「いったん立ち止まった上で、開催の意義や効果を踏まえ、今後の招致の在り方について議論して進めていくことが必要」と伝えた。市の2034年大会招致が絶望的な状況であることを踏まえ、38年以降の招致について注文をつけた形だ。
秋元市長は面会で、30年招致の断念と、34年大会招致が「大変厳しい状況にある」と説明した。
11月末から予定されている国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で、30、34年両大会の開催候補地が絞り込まれる見通し。