文部科学省は27日、小学6年と中学3年の全員対象で行う「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の中学理科で、2025年度に紙の問題冊子を廃止し、パソコン端末を活用して出題・解答する新方式(CBT)を導入すると明らかにした。同日の有識者会議で素案を示した。
新方式で動画や音声を使った新たな出題形態が可能になる。中学の他教科や小学校については26年度以降の拡大を検討する。
文科省によると、アクセス集中を防ぐため、25年度の中学理科は4月14~17日の4日間に学校を振り分けて実施する。
他教科と小学生は4月17日に全国で一斉に行い、従来通り紙で解答する。