存続が危ぶまれるJR四国“予土線” 利用促進に向け愛媛と高知の「協議会」が合併

愛媛と高知を結ぶJR予土線の利用促進に向け、両県が設置していた協議会が合併することになり、27日、設立総会が行われました。

27日の設立総会には、沿線自治体や商工団体など両県の協議会の会員およそ20人が参加し、中ではまず、合併した新たな協議会の会長に、愛媛県松野町の坂本浩町長が選出されました。

(高知側の会員)
「遠足等利用促進事業がありますが、対象としているのは愛媛県側のみで、今後はどうするのか」

続いて、遠足で予土線を利用した際の補助の拡充や、来年3月の全線開通50周年を記念したフリー切符の発行やキャンペーンの検討など、今年度の事業計画案が承認されました。

(会長・坂本浩松野町長)
「これまで高知愛媛両県で別々に利用促進の対策をやっていたが、これでJR四国さんにとってもこれから交渉が密に深くできる」

予土線は、JR四国の中でも採算が厳しい路線のため存続が危ぶまれていて、合併した両県の協議会は今後、民間の団体とも連携しながら利用促進に取り組む考えです。

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