処理水の風評被害をめぐり損害賠償請求の説明会 宮城県が主催し東京電力も出席

東京電力福島第一原発からの処理水の海洋放出をめぐり、宮城県は風評被害を受けた水産業者らを対象に損害賠償の請求に関する説明会を27日から始めました。

説明会は県が主催し、東京電力の担当者が出席しました。初回は仙台市青葉区で開かれ、水産卸売り会社などが参加しました。

はじめに東京電力の担当者が、賠償請求の進め方や賠償金の算出方法について話しました。

漁業や観光業など業種ごとに賠償請求書を用意し、11月20日に発送を始めるということです。

全体の説明後には、希望者に対し東京電力が個別の相談に応じました。

仙台海産物仲卸協同組合山口清一理事長「これから長い期間にわたって処理水を排出するに当たって、今後何かあった時にしっかり私どもが指導していける立場とか皆様に対して発信していけるようにと思って参加しました」

水産卸売り業者「(話を聞いてみて)分かんない。難しいね」

説明会は11月22日までで、今後は石巻市、気仙沼市、大河原町、大崎市で予定されています。

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